オタクの誰もが経験する現象――推しの話題が出た途端、急にテンションが爆上がりして、熱く語り続け、なかなか止まらなくなる。普段は冷静なのに、推しの魅力やエピソードを語り始めると目が輝き、声が大きくなり、手振り身振りまで加わって周りを圧倒してしまう。
あの興奮状態、なぜ起こるのか?
実は脳科学的にしっかり説明がつくんです。主役は「ドーパミン」と「オキシトシン」という幸せホルモンたちです。
まず、鍵となるのがドーパミン。これは脳の「報酬系」を活性化する神経伝達物質で、快楽ややる気、興奮を感じさせるもの。推しを語る行為は、脳にとって「ご褒美」のような刺激になります。推しの可愛い表情、素晴らしいパフォーマンス、感動的なストーリーを思い浮かべたり話したりすると、脳の報酬回路(特に側坐核)が活性化し、ドーパミンがドバっと放出されるんです。これが「うわー! ヤバい! 最高!」という高揚感を生み、テンションを爆上げさせる原因。しかも、ドーパミンは分泌されるほど回路が強化され、ますます語りたくなる悪循環(いい意味で)が生まれます。恋愛初期のドキドキに似ていて、推し活が「疑似恋愛」みたいに感じるのもこのためです。
さらに、オキシトシン(愛情ホルモン)が加わると止まらなくなる。推しトークは一人でするより、ファン仲間と共有するときに特に盛り上がりますよね。共感し合ったり「わかる〜!」と盛り上がったりすると、オキシトシンが分泌され、絆や信頼感が増す。これがドーパミンをさらにブーストし、興奮が持続するんです。SNSで推しを語るのも同じ仕組みで、いいねやリプライが追加のドーパミン源に。この現象は、脳の「ミラーニューロン」も関係。推しの活躍を語ることで、自分がその感情を追体験し、興奮が倍増します。結果、普段抑えている感情が一気に噴出して「止まらない」状態に。非オタクの前で熱くなりすぎて気まずくなるのも、脳が「今が最高!」と判断してるから仕方ないんです(笑)。
ただ、度が過ぎると疲労や依存のリスクも。バランスよく楽しむのが大事。でも、このテンション爆上がりは「推しへの愛が本物」の証拠。脳が全力で幸せを感じてるんですよ!次に推しトークの機会が来たら、科学的に「ドーパミン出てるな〜」と思いながら楽しんでみて。きっともっと満たされるはずです。